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(昭 和37年3月10日 受 理)
カ ーバ イ ド法 ア セチ レンの精 製 とア セ チ レンか
ら ア セ トア ル デ ヒ ドな らび に そ の誘 導体 の製 造
上 岡 武 雄*
Takeo KAMIOKA
デ ヒ ドな らび に,そ の誘 導 体 で あ る酢 酸,酢 酸 エ チ ル,
緒 言
お よ びパ ラ アル デ ヒ ドの製 造 に 関す る もの で あ って,特
この研 究 は,カ ーバ イ ド法 ア セチ レ ン よ リア セ トア ル に 工業 化 の立 場 か ら,最 も必 要 と思 わ れ る問題 に重 点 を
*大 日本 化 成 株 式 会 社(東 京 都 千 代 田区 有 楽 町1の12) お い て 実験 を行 った も の で あ る。
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838 有機合成化学 第20巻 第9号(1962) (34)
蓄 積 に よ り 清 浄 液 のpHは 変 化 し 清 浄 液 の分 解 を促 進
し,清 浄 操 作 が 不 安 定 とな る が,清 浄 液 に カ セイ ソー ダ
を連 続 添 加 す る こ とで 容 易 にpHを 調 節 す る こ とが で
きた4)。
実験の部
1.PH3清 浄 率 とCa(C10)2濃 度 の 関係
実験 装 置(図1)
図2Ca(C10)2と 清浄率
急 激 に清 浄 率 が 上 昇 し,本 条 件 に お け る効 果 濃 度 の 下 限
界 を示 した 。
2.補 給 清 浄 液 の ア ル カ リ濃 度 次 に1の 実験 で 消
耗 す る分 の清 浄 新 液 を補 給 しつ つ 清 浄 廃 液 を繰 り返 し使
用 す る連続 実 験 を行 う場 合 に,清 浄 新 液 にNaOHを 種
々 の 濃 度 に添 加 して,清 浄 液 の酸 度 の変 化 を測 定 した.
粗 ア セ チ レン量185l/hr
清 浄 液 潅液 量5l/hr
清 浄 液Ca(ClO)2濃 度39/l
清 浄 新 液Ca(ClO)2濃 度110g/l
この場 合 の実 験 結 果 を 図3に 示す。
縦 軸 は循 環 清 浄 液 の酸 度(規 定 数)で,横 軸 は経 過 時 間
図1
数 である。
(1)ガ スメーター 図 の(1)は 補 給 液 にNaOHを 添加せず 予め 酢酸 で
(2)清 浄 塔50mm径300mm高
中 和 して お い た も ので,予 想 され る 如 く しだ い に酸 度 が
(35)カー バ イ ド法 ア セ チ レ ン の 精 製 と ア セ チ レ ン か ら ア セ トア ル デ ヒ ドな ら び に そ の 誘 導 体 の 製 造839
性 を 見 る た め の実 験 を行 った 。
す な わ ち,Ca(ClO)21.79/1の 循 還 液 を採
りか くは ん しつ つ,種 々 のCa(ClO)2濃 度 の補
給 液 を,3g/l濃 度 に な る様 に 添 加 し,添 加 直
後,お よび30min後 に 分析 を行い,分 解損 失
率 を求 めた 。
実 験 結 果 は 表1に 示 す 様 に 補 給Ca(ClO),
濃 度 は 相 当高 濃 度 で も分 解 率 は 問題 に す べ き量
で は ない 。 ま た補 給 直 後 お よび30min後 の変
化 も全 く見 られ ない 。
図3添 加NaOH量 と,清 浄 液 性 4.清 浄実 験 筆 者 は上 記 の基 礎 実 験 か
え た も の で,こ の添 加 量 を 適 当 に選 ぶ こ とに よ り循 環 液 粗 ア セチ レ ン量40m3/hr
いる。 に よ る 中規 模 連 続 実 験 を行 っ た。 こ の場 合 液― ガ ス接 触
反 応 温 度 な らび に,鉄 塩 の 関 係 ア セ チ レン の水 和 に
よ る,ア セ トア ル デ ヒ ドの 製 造 には,気 相 法,高 圧液 相
法 で水 銀触 媒 を用 い ない 方 法6)も 知 られ てい るが,反 応
の容 易 な こ とか ら 一 般 に はHg++を 使用 し 希 硫 酸 中 で
反応 を 行 うの が普 通 で あ る 。
この場 合,水 銀 を硫 酸 水 銀 ま た は酸 化 水 銀 の形 で,普
通 硫 酸 第 二 鉄 と併 用 して η反 応 に 与 ら しめ,還 元 され て
触 媒 能 を失 った 水 銀 泥 は,こ れ を器 外 に取 り出 して 処理
を行 って,元 の形 と し て,再 び 触 媒 と して 使
用 す る方 法 と,直 接 金 属 水 銀 を硫 酸 第 二 鉄 と
併 用 して,反 応 器 内 でFe+++の 酸化力 によ
ってHg++を 生 成 す る 方 法8)が あ る。 い ず
れ の 場 合 も,還 元 され た鉄 塩 は,普 通 水 和 系
外 で 硝 酸 等 で 酸 化 され,再 使 用 され る 。両 法
にお い て,反 応 温 度 な らび に第 二鉄 の影 響 に
つい て,相 異 の あ る こ とが 認 め られ た が そ れ
ぞ れ の適 切 な反 応 条 件 は,必 ず し も十 分 な 検
討 吟 味 が な され て い ない 点 もあ るの で,以 下
の実 験 を行 った 。
実 験 の部
実 験 装 置
系 統 図 は 図5に 示 す 如 き も ので
(1)ア セ チ レ ン清 浄 塔
図4清 浄塔運転状況表 (2)反 応 塔;内 容800cc
840 有機合成化学 第20巻 第9号(1962) (36)
(3)ク ー ラー ア セ チ レ ン吹 込量;100l/hr
(4)ス ク ラバ ー 実 験 結 果 図6,7に 示す
図5
実験方法
所 定 仕 込 液 を予 め入 れ た反 応 罐 に一 定 速 度 で ア セ チ レ
ン を吹 込 み,水 和 反応 を行 わ しめ,反 応 ガ ス は,ク ー ラ 図6
ー で 冷 却,次 に ス ク ラバー で水 洗 ,ア ル デ ヒ ド分 を捕 集
後,再 び反 応 罐 は 加熱 に よ り,所 定 温 度 に保 つ と と も
に,触 媒 液 お よび反 応 水 を添 加 し,間 欠 的 に反 応 液 の 一
部 を抜 去 り,組 成 お よ び液 量 を一 定 に保 つ 。 クー ラー の
凝縮 液 お よ び,ス ク ラバ ー液 の アル デ ヒ ドを分 析 して,
ア ル デ ヒ ド生 成 量(g/hr),水 銀 効 率(ア ル デ ヒ ド生 成
量g/Hg++消g)を 求 め,成 績 を比 較 した 。 分 析 は
次によった。
Fe++;KMnO4で 滴定
Fe+++;Fe++分 析 後 の 液 に 塩化 第 一 ス ズ 液 を加 え
KMnO4で 滴定
Hg++;鉄 明 バ ン 液 を 指示 薬 と してNH4CNSで
滴定
Hg;硝 酸 を加 え て か ら上 法 に よ る
CH3・CHO;友 田法9)
i反 応温度の関係 図7
仕 込 液;H2SO45,10,15,3000各300cc 実 験 装置 と同 じ装 置 を使 用
Fe++200Hg16.7g 実験方法 仕 込 液 量;300cc
触 媒 液;H2SO4同 上 濃 度25cc/hr 吹込 ガ ス量;100l/hr
Fe+++2% 触 媒 添 力口
量;25cc/hr
(37) カ ー バ イ ド法 ア セ チ レ ン の 精 製 と ア セ チ レ ン か ら ア セ トア ル デ ヒ デ な ら び に そ の 誘 導 体 の 製 造 841
明 で あ る。
2.ア セ トアル デ ヒ ド製 造 にお け る 水和 廃 ガ ス か らア
セ チ レン の 回 収 ア セ チ レン の水 和 反応 で ア セ トア ル
デ ヒ ドを 製造 す る とき,S.T.Y.(単 位 容積 単位 時 間 当 り
生 成 量)を 大 にす る た め にア セ チ レ ン濃度 の 高 い こ とが1
望 ま しい こ とは 周 知 で あ る。過 剰 ア セ チ レ ン循 環 水 和 法
で は,原 料 ア セ チ レ ン中 の 不純 物 が蓄 積 して くる ので,
図8 S.T.Y.を 大 に しよ う とす れ ば 循 環 ガ ス の 廃 棄 量 を大 に .
す る必 要 を生 ず る。 した が って,こ の場 合 には 廃 棄 ガ ス.
か らア セ チ レ ンを 回収 しな け れ ば不 経 済 とな る。
筆 者 は 廃 ガ ス(ア セ チ レン 濃 度60∼90%)の 精 製法,
に つ い て研 究 を行 った0従 来 希 濃 度 の アセ チ レン を濃縮
して 回収 す る方 法 には,加 圧 水11),液 体 ア ンモ ニ ア12),
ジ メ チル ホル ム ア ミ ド13)等を使 用 す る多 くの方 法 が知 ら
れ てい る が,筆 者 は 溶 剤 吸 収 法 に つ い て,経 済 的 な観 点.
か ら酢 酸 エ チル とパ ラ アル デ ヒ ドを選 ん で 実験 した。 特
にパ ラ アル デ ヒ ドの場 合 に は,こ れ が 回 収 ガ ス 中 に微 量
吸 収 塔 と して は 次 の2種 ヒ ド蒸 気 と共 に塔 頂 よ りガ ス 冷 却 器 に 入 り,パ ラ ア ル デ
類 を使 用 した 。 ヒ ドのみ 凝 縮 し放 出 塔 へ 還 流 され る。 回 収 ガ ス は,ア セ
A.50mm径1,000m トアル デ ヒ ド吸 収 ビ ン を径 て 排 出 され る。 分析 法 は 次 に
m高,充 テ ン高690 よ った 。
mm C2H2;ア セ トン吸 収 法
B.50mm径1,500m CH3・CHO;友 田法
パ ラア ル デ ヒ ドを(1) 収法
実験 結 果
よ り流 量 計 を通 して(2)
の塔頂に添加する。アセ 表2a)吸 収 実験 結 果
チ レ ンガ ス は,(2)の 塔
図10
底 よ り一 定速 度 で 吹 込 ま
れ る 。 ア セ チ レン を吸 収 した溶 剤 は 塔 底 よ り(3)に た ま
り,ガ ス は ア セ チ レ ン濃 度 を減 じて塔 頂 よ り計 量 され て
去 る。
放 出 実験 装 置
(1)ア セ チ レ ン吸 収 液貯 槽
(2)予 熱器
(3)放 出塔
(4)ガ ス冷 却 器
(5)液 冷却器
(6)放 出液 受 槽
(7)ア セ トアル デ ヒ ド吸 収 瓶
放 出塔 は50mm径1,000mm高,充 テ ン高700mm
の も の を使 用
ドの ア セチ レ ン溶 解度 か らみ た計 算 液 量 の 約1.7倍 必要
な る こ と を示 す 。
表3に も示 され る よ うに 回 収 ガ ス は ア セ チ レ ン 濃 度
95%以 上 で あ る。
上 記 試 験 に 基 い て 行 った 中規 模 試 験 結 果 は大 略 次 の如
くで あ る。
吸 収 塔 温 度;18∼20℃
図11
放 出塔 温 度;85∼92℃
(39)カ ー バ イ ド法 ア セ チ レ ン の 精 製 と ア セ チ レ ン か ら ア セ トア ル デ ヒ ド な ら び に そ の 誘 導 体 の 製 造 843
表3b)放 出実 験 結 果 吸 収塔 導入 ガ ス組 成(vo1%)
C2H2;73∼80%
CH3・CHO;0.1∼0.3%
CO21∼5%
O20.8∼1.500
回 収 ア セ チ レ ン濃 度;93∼98%
ア セ チ レ ン回 収率;90∼95%
なお,中 規 模 試験 に お け る吸 収 塔 導 入 ガ ス,回 収 ガ ス
の ガス ク ロ マ トグ ラ フ を 図12,13に 示 す。
筆 者 は 本 法 に関 し 日本 特 許 申請 中 で あ る0
III.酢 酸製 造 に お け る 反 応方 法
を 与 え る か ら一般 に は同 型 の二 基 の反 応 塔 を直
列 に 使 用 して連 続 化 す る。
筆 者 は一 基 の反 応 塔 に小 型 の多 管 式 冷 却 器 型
反応 罐 を 付属 させ,反 応 を連 続 化 させ る実 験 を
行 った 。 ま た この実 験 に おい て酸 化 廃 ガス の 爆
発 範 囲 を求 め 安全 対策 を定 め た。
実 験 の部
実 験 装 置 お よび 操 作 方 法
42mm径5m高 の 冷 却外 筒 付 の 反 応 罐 を直
図12
立 せ し め,こ の底 部 よ り計 量 した 酸 素(純 度99
註 図上の数字は元の山 の縮 尺率を示す。 00)を 吹 込 む 。 一 方 反 応 塔 か ら連 続 流 出 され た
採 用 した 分析 法
酢 酸 中 の ア セ トア デ ヒ ド;友 田法
酢 酸 中 の 過 酢 酸;硫 酸酸 性KI溶 液 を 加 え,
Na2S2O3滴 定
実験結果
この場 合 一 定 酸 化 温 度 で,成 績 に最 も影 響 を
図13 1'与え るG/L(吹 込酸 素 量l/粗 酢 酸 量l)を パ
註 図上の数字 は元 の山の縮 尺率 を示す ラ メ ー ター と して,粗 酢 酸 の 停 滞 時 間 とアル デ
ヒ ド残 量 お よ び過 酢 酸 の 関係 を図示 す る 。
1.ア セ トア ル デ ヒ ド残 留 濃 度
844 有機合成化学 第20巻 第9号(1962) (40)
2.過 酢酸濃度
示 され る如 く,酸 化 成績 を上 げ る た め のG/L
は15以 上 が 望 ま し く,こ れ は理 論 値 の8に
対 して 過 剰 のO2が 供 給 され る こ と で あ っ
て,し た が って,そ の廃 ガ ス は ほ とん ど全 部
の場 合,爆 発性 を示 した 。筆 者 は,廃 ガス に
N2を 添 加 希 釈 して,N2,O2お よ びC2H2.
CH3・CHOを 含 む 有 機 物 の 三 成 分 に つ き,
大 体 の爆 発 範 囲 組成 を示 す 三 角 座 標 図(図
20)を 求 め,本 図 に よ り添 加N2量 を決 定 し
図18 安 全 に,そ の 後 の操 作 を行 っ てい る。
筆 者 は,本 法 に よ る酢 酸 の連 続 酸 化 法 にっ
註 図上の数字は元の山の縮尺 率を示す。
Room Temp.25
き 日本 特 許 を 申請 中 で あ る。
.0℃Bridge Curr.200mA
ア セ トアル デ ヒ ドよ りア ル ミニ ウム エ チ レ
(41)カ ー バ イ ド法 ア セ チ レ ン の 精 製 と ア セ チ レ ン か ら ア セ トア ル デ ヒ ド な ら び に そ の 誘 導 体 の 製 造 845
ー
ト(Al-Et)を 触 媒 と して酢 酸 エ チ ル(Ac-
Et)を 製造14す る,い わ ゆ る チ ッシ エ ン コ反
応 に お け る使 用 触 媒 値 はAc-Et原 価 中無 視
しえ ない もの で あ る 。筆 者 はAl-Etの 使用
実 験 の部
図19 装 置 お よび 操 作 方 法
図20酸 化 廃 ガ ス爆 発 組 成(曲 線 に囲 まれ た 部 分 は 爆 発 組 成)
た だ し 膨
反 応 変 化 率 とは ア セ トアル デ ヒ ドの
(仕込 量 一未 反 応 量)/仕 込 量 の百 分 率
収 率 とは ア セ トアル デ ヒ ドの 消 費 量 に 対 す るAc-Et
の 生成 量 百 分率
ア セ トアル デ ヒ ド中 の水 分 分 析 は 次 に よ った;
図21 ア セ トアル デ ヒ ドを シ ア ン ヒ ドリ ン と して 固定 し
846 有 機合 成 化 学 第20巻 第9号(1962) (42)
す るた め に,こ れ に流 動 性 を与 え る 程 度 にAc-Etを 添
加 し触 媒 液 と して反 復 使 用 す る実 験 を行 っ た。
す な わ ち,第1回 合 成 液 の 蒸 留 残 サ の 倍 量 のAc-Et
.を加 え て 溶 解 し,第2回 目の合 成 実 験 を行 い,合 成 結 果
を求 め,同 様 に して,こ れ を反 復 す る,各 再 成 ご とに,
どの 程 度 触 媒 の 使用 濃 度 を増 加 す る必 要 が あ るが,す な
わ ち ア セ トア ル デ ヒ ドの仕 込 量 を,い か な る割 合 に減 ら
して い くべ きか につ い て,そ の量 的 関係 を確 めた 。 この
一
連 の 再 合成 実 験 結 果 の一 例 を 図24に 示 す
図22ア セ トア ル デ ヒ ド中の 水 分0.1%の 場合 に 。
お け る触 媒 量 と合 成 結 果 の 関 係 使 用 した ア セ トア ル デ ヒ ドの 水 分 は0.1%で,初 回.
合 成 の 触 媒 濃 度 は8%で 始 め た 。 図24中Ac-Et残 存
計 算 値 とあ るは,ア セ トア ル デ ヒ ド中 の水 分 に よ り加 水.
分 解 して 消 耗 す る もの の み と した計 算 値 で あ る。
ア セ トア ル デ ヒ ド仕 込 量 を毎 回前 回 の80%程 度 に減 、
V.パ ラ ア ル デ ヒ ド製 造 に お け る 触 媒 の 選 択
酸(98%)の 最 適 使 用 量 は,ア セ トア ル デ ヒ ド
の0.024∼0.05%で あ り,か っ,中 和剤 とし
て は,炭 酸 ソー ダが 最 適 で あ る こ と を 認 め た
が,こ の場 合,工 業 的 には 中 和 して生 じた硫 酸
ソー ダ が,き わ めて 微 粒 子 と な るた め に,ロ 別
に 困難 を き たす な ど のわ ず らわ し さが あ る。筆
者 は 中 和 工程 を必 要 とし ない 触 媒 の 選 択 に 留 意
し,イ オ ン交 換 樹 脂 の実 用 性 につ い て研 究 を行
った 。す な わ ち,陽 イ オ ン交 換 樹 脂 ア ンバ ー ラ
イ トI.R.120(I.R.)を 選 び,I.R.の 処理方法 ご
に よ る,そ の 比交 換 容 量 と触 媒 能 力 と の関 係 な
どに つ い て実 験 を 行 った 。
実験の部
図24縮 合 物 蒸 留 残 サ を 反 復 使 用 せ る実験 結 果
樹 脂 処 理 方 法 お よび 比 交 換容 量(E)の 測定 二
(各 再 合 成 に於 け る反 応 変化 率,収 率,
ア ル デ ヒ ド仕 込 量 とエ チ レー ト残 サ量) 法17)
847
(43)カー バ イ ド法 ア セ チ レ ン の 精 製 と ア セ チ レ ン か ら ア セ トア ル デ ヒ ド な ら び に そ の 誘 導 体 の 製 造
オ レ ン ジ を 指 示 薬 と し てN/10NaOHで ソ ー ダ,ま た は 食 塩 処 理 の 併 用 が きわ め て樹 脂 の比 交 換
滴 定する。 容 量 を高 め る こ とが わ か る。
E(meq/gr)=0.1v/M
図25 vN/10NaOHcc
M:試 料g
パ ラア ル デ ヒ ド製 造 実験
11の フ ラ ス コに,あ らか じ め パ ラア ル デ ヒ ド5009
版 社;BIOS 1047
表4
2) Lunge, Z. Angew. Chem. 1897 651; Wolff, DRP
立 出 版 社